訪問看護とは? 県民の皆様へ
訪問看護とは、病気や障害を持った方々が住み慣れた地域やご家庭で、その人らしく療養生活を送れるように、看護師などが生活の場へ訪問して看護サービスを提供し、療養生活を支援するものです。
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- 訪問看護は誰が来てくれるの?
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- 訪問看護は何をしてくれるの?
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- 訪問看護は誰が利用できるの?
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- どうすれば訪問看護を利用できるの?
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- 利用料はいくらかかるの?
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- こんなときは訪問看護を利用してみませんか?
『訪問看護コールセンターおかやま』では、訪問看護の利用をお考えの皆様の電話相談を行っています。お気軽にご利用ください。
電話番号:086-238-7577
開設日:火曜日〜金曜日
看護師もしくは保健師、助産師が訪問看護を行います。また、リハビリのために理学療法士等が訪問することもあります。
主治医と連絡をとりながら、主治医の指示書に基づき下表のような看護サービスを行います。
各訪問看護ステーションによって、提供できるサービスの内容や体制が異なるところもありますので、利用の際にご確認ください。
訪問看護サービスの内容
- 日常生活の看護
- 写真
身体の清拭、洗髪、入浴介助、食事や排泄などのケア
- 病状の観察
- 写真
病気や障害の状態、血圧・体温・脈拍などのチェック
- 認知症ケア
内服薬の管理や認知症への対応方法や事故防止など介護の工夫のアドバイス
- 最期の看取り
がん末期や終末期などでも、自宅で過ごせるよう支援
- 在宅でのリハビリテーション
- 写真
日常生活動作や嚥下機能訓練、住宅改修の相談、外出の工夫のアドバイス
- 介護者の相談
- 写真
介護に関する悩みや不安、介護方法などの相談
- 各種在宅サービスの相談
市町村の公的サービスや民間の在宅サービス等利用できる制度の紹介
病気やけがをされた方、障害をお持ちの方、認知症の方、脳血管障害による寝たきりまたは寝たきりになる恐れのある方など、主治医が訪問看護の必要を認めた、乳幼児から高齢者まですべての方が、利用できます。
乳幼児から高齢者まで、年齢に関係なく訪問看護が利用できます。
まずはかかりつけ医にご相談ください。
ただし、要介護認定を受けている場合は、原則として介護保険が優先となります。
介護保険の申請をして、「要支援1〜2」または「要介護1〜5」に該当された方が対象となります。担当のケアマネジャーに相談をして、居宅サービス計画に訪問看護サービスを組み入れてもらいます。
- 病院の地域連携室や医療相談室
- 訪問看護ステーション
- 施設の相談員やケースワーカー
- 居宅介護支援事業所のケアマネジャー
- 地域包括支援センターや在宅介護支援センター
- 市町村や保健所の保健師
- 地域の社会福祉協議会
ご相談の内容を確認させていただき、必要な手続きや訪問看護で対応できる内容、利用料金などについてご説明いたします。
事前に、主治医へ訪問看護を利用したい旨をお話いただくとよりスムーズです。
主治医が、訪問看護が必要と判断し、訪問看護指示書が発行されたら、訪問看護により提供するサービスの内容、利用者の病状や治療状況などについてお伺いさせていただきます。
医療保険の利用になるのか介護保険の利用になるのか、他に必要な在宅サービスはないのかなど、ケアマネジャーとも連絡をとりながら、また、ご家族とも相談しながらすすめていきます。
『訪問看護コールセンターおかやま』では、訪問看護の利用をお考えの皆様の電話相談を行っています。お気軽にご利用ください。
電話番号:086-238-7577
開設日:火曜日〜金曜日
利用する保険の種類によって、料金は異なります。
医療保険を利用する場合は、国民健康保険、後期高齢者医療保険等の加入保険の負担割合(1割〜3割)となります。
公費負担は年齢・疾患の状態により異なります。
介護保険の場合には介護保険負担割合証の額(1割〜3割)となります。
訪問看護の費用の概要(介護保険)
- 対象となる方
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- 65歳以上の要介護認定を受けている人
- 40歳〜64歳で加齢に伴う特定疾病の人
- 訪問看護にかかわる費用
- 費用は、訪問看護費と加算の合計となり、訪問の頻度・滞在時間・場所・訪問する職種などで異なる
1) 訪問看護費/介護予防訪問看護費
訪問看護費 介護予防訪問看護費 ①20分未満
314単位 303単位 ②30分未満
471単位 451単位 ③30分〜1時間
823単位 794単位 ④1時間〜1.5時間
1128単位 1090単位 ⑤理学療法士等の場合は1回(20分)につき
294単位 284単位 2) 各種加算(看護体制・状態・条件による)
※1単位=10円〜12円(地域によって異なる) - 主な各種加算
- 緊急時訪問看護加算、特別管理加算、初回加算、サービス提供体制強化加算など
- 利用料の負担割合
- 1〜3割負担
- 利用料の具体例(1ヶ月)
週1回60分看護師が訪問した1割負担の利用者の場合(1単位10円の地域)
823単位×4回×10円=32,920円
32,920円の1割負担なので1ヶ月の自己負担額は、3,292円となる(この他に各種加算がつく場合があります)
費用、各種加算についてはステーションの看護体制、利用者の状態、訪問する時間帯などの条件によって違いますので、詳細につきましては、訪問看護ステーションにお問い合わせください。
★この他に、「その他の利用料」として自費でのサービスもあります。
★公費負担医療の対象者は適用になることがあります。
訪問看護の費用の概要(医療保険)
- 対象となる方
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- 1)要支援者・要介護者のうち
- *厚生労働大臣が定める疾患等の利用者
- *特別訪問看護指示書が交付された場合
- *精神科訪問看護指示書が交付された場合(認知症を除く)
- 2)要介護・要支援認定が非該当の方
- 3)要介護認定未申請の方
- 4)64歳までの医療保険加入者
- 1)要支援者・要介護者のうち
- 訪問看護にかかわる費用
- 費用は、療養費と加算の合計となり、訪問の頻度・滞在時間・場所・訪問する職種などで異なる
- ①基本療養費(2,530〜6,550円)
- ②管理療養費(2,500〜13,230円)
- ③各種加算(看護体制・状態・条件による)
- 主な各種加算
- 24時間対応体制加算、特別管理加算、夜間・早朝加算、深夜加算、長時間加算など
- 利用料の負担割合
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後期高齢者医療 75歳以上 1割〜3割 前期高齢者医療 70〜74歳 1割〜3割 各医療保険 就学児〜69歳 3割 未就学児 2割 - 利用料の具体例(1ヶ月)
週1回60分看護師が訪問した3割負担の利用者の場合
- ①5,550円×4回=22,200円
- ②16,670円
- ①〜②の合計38,870円の3割負担なので、1ヶ月の自己負担額は、11,661円になる
(この他に各種加算がつく場合があります)
費用、各種加算についてはステーションの看護体制、利用者の状態、訪問する時間帯などの条件によって違いますので、詳細につきましては、訪問看護ステーションにお問い合わせください。
★この他に、「その他の利用料」として自費でのサービスもあります。
★公費負担医療の対象者は適用になることがあります。
上記の他に、交通費の負担が必要な場合などもあります。
詳しくは、かかりつけ医やケアマネジャー、
お近くの訪問看護ステーション、または『訪問看護コールセンターおかやま』へご相談ください。
たとえば・・・
- 退院後も続けて医療処置が必要なので心配。
- 家で過ごしたいが、介護してくれる家族に負担がかかってしまう。
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ご本人やご家族が心配なこと、不安なこと、希望することについて相談にのり、健康状態や治療や介護の状況など総合的に判断して、少しでも安全で快適な在宅生活が送れるよう、主治医と連携して、必要な看護を行います。
- ひとり暮らしなので、病状が変化したら家での生活が心配。
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24時間体制がある訪問看護ステーションでは、状態の変化や病状の観察、緊急の処置、主治医との連携など、いつでも迅速にお応えできます。
- 子どもが医療機器をつけているので目が離せない。
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訪問看護の時間内で、ご家族の方には、外出してちょっとした用事を済ませてい ただくこともできます。
- 間違えないで、ちゃんと薬が飲めているか心配。
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薬の種類や量、飲み方などについて、ご本人やご家族と一緒に確認をしながら、 健康状態のチェックを行い、主治医へ報告します。急な症状の変化があった場合には、 電話で相談に応じることもできます。
- 寝たきりの状態でリハビリテーションが必要。
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関節等の運動や動かし方の指導、日常生活動作の訓練など、自宅の環境に応じたリハビリテーションについて助言・ケアを行います。
また、理学療法士などと協力して福祉用具の相談にも応じます。
『訪問看護コールセンターおかやま』では、訪問看護の利用をお考えの皆様の電話相談を行っています。お気軽にご利用ください。
電話番号:086-238-7577
開設日:火曜日〜金曜日